脂漏性皮膚炎は皮膚科でどんな診察があり、どんな薬で治る？

脂漏性皮膚炎は肌に起こる症状なので、医師に診察をお願いするとしたら皮膚科です。頭に脂漏性皮膚炎だと思われる症状が出ても、皮膚科で診察します。
診察はまず症状を見ます。しかし、脂漏性皮膚炎はアトピーやアレルギー、ニキビなどと症状が似ているため、顕微鏡で患部に菌がいないかどうか診察します。脂漏性皮膚炎はマラセチア菌と呼ばれるカビの一種が原因なので、それがいるかどうかのチェックです。同じカビであっても、カンジダ菌ではないかなどをチェックします。
診察の結果、脂漏性皮膚炎だと診断されたら塗り薬や飲み薬が処方されます。薬はその人の症状によって変わってきますが、かゆみがあれば抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤の飲み薬を処方されます。また、脂漏性皮膚炎は炎症があるため、塗り薬としてステロイド入りの薬やマラセチア菌に効くケトコナゾールなどを処方されます。さらに皮脂の分泌をコントロールできるように、ビタミン剤なども処方される場合があります。
脂漏性皮膚炎で皮膚科に相談すると、頭皮なら一ヶ月ちょいぐらいで症状が良くなると言われています。顔なら2週間～1ヶ月ぐらいです。塗ったらすぐ治る訳ではなく、ある程度の治療期間が必要です。