脂漏性皮膚炎は皮脂の分泌が多い部分にできやすく、腕は他の部位に比べて皮脂の分泌が多くない部分なので脂漏性皮膚炎は発症するリスクがそこまで高くはありません。しかし毛穴が多い部分に脂漏性皮膚炎ができる可能性はあり、皮脂の量は個人差があるので腕に脂漏性皮膚炎が絶対にできないとも言えません。もし赤みや湿疹、かゆみ、皮膚が剥がれるなどの症状があれば皮膚科に相談しましょう。皮膚科では脂漏性皮膚炎の可能性も含めて、何か細菌に感染していないかどうか診察してくれます。そして、その人に合った薬を処方してくれます。
脂漏性皮膚炎は処方された薬ならば炎症を抑える効果や原因であるマラセチア菌を殺菌する働きがあるため、時間はかかりますが少しずつ良い方向に向かってきます。しかし、セルフケアを取り入れる事で脂漏性皮膚炎の治りを早くしたり、かゆみを抑える事はできます。
そのセルフケアは、まず服を綿などの自然素材にする事です。化学繊維の服だと脂漏性皮膚炎の患部が服と擦れてかゆみが増す場合がありますし、擦れから症状が悪化する場合もあります。
そして、脂漏性皮膚炎だからといって洗うのを避けるのではなく、泡で優しく洗って清潔に保つようにします。こういったセルフケアをして、脂漏性皮膚炎にアプローチしていきましょう。
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