脂漏性皮膚炎は、湿疹や肌の赤み、かゆみなどが症状として見られます。
これだけで脂漏性皮膚炎と気づくのは非常に難しいので、ほとんどの人は「ただの肌荒れ」と感じてしまうかもしれません。
乾燥による肌荒れなら、保湿クリームなどを塗って対応する人がほとんどでしょう。
たとえ脂漏性皮膚炎だとしても、保湿クリームを塗れば一時的にかゆみは緩和されますので、なおさら勘違いしてしまいます。
しかし、クリームでは脂漏性皮膚炎の根本的な治療にはなりません。
むしろ悪化させてしまう恐れもあるので注意が必要なんですよ。
脂漏性皮膚炎というのは、皮脂を好むマラセチア菌という真菌が増えることで皮膚に炎症をもたらしている病気。
皮脂を好むマラセチア菌は油分も好むため、油分を多く含むクリームを多用することで、結果的にマラセチア菌を増やしてしまう恐れもあるのです。
一時的にかゆみが治まるため、何度もクリームを塗ると大変なことにもなりかねないんですよ。
ただの肌荒れだと思っていると、このような事態を招きやすいといえます。
少しでもおかしいと感じたら、安易に自己判断せずに皮膚科で検査をしてもらいましょう。
脂漏性皮膚炎は、抗真菌クリームを使えば比較的すぐに症状は治まります。
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