脂漏性皮膚炎になってしまったら、少しでも早く炎症を和らげたいですよね。そのために積極的に摂取したいのが、青魚に含まれるEPAです。
EPAは炎症を和らげる働きがあり、血流を良くする働きがあります。そして細胞の間の脂質となり、皮膚をバリアする働きもあるのです。もしEPAが体内で足りなくなると、細胞は乾燥して傷付きやすくなります。
EPAとは逆に、家庭で良く利用されるサラダ油はアレキドン酸が含まれています。アレキドン酸は脂肪酸であり、体内で炎症を起こす物質になります。そのため、サラダ油は脂漏性皮膚炎になったらなるべく避けるべき食材です。そして、EPAが不足するとアレキドン酸の分泌が活発になり、皮膚を守ろうとします。質が悪い保湿剤が細胞に運ばれると、皮膚は炎症を起こしやすくなります。その結果、脂漏性皮膚炎の炎症は悪化していきます。つまり、EPAは不足しないようにしなければいけないのです。
EPAが多く含まれるのは、まぐろ、かつお、いわし、ぶり、さばなどです。生魚の状態の方が焼くよりもEPAを多く含む魚もあるため、できるなら魚は生の方が良いです。しかし、毎日のように生魚ばかり食べてはいられないので、ホイル焼きや蒸し焼きなどで食べたり、魚のダシまで飲むなどしましょう。
コメント