脂漏性皮膚炎と他の症状が長く重なるのは、エイズかもしれません

エイズはHIVウイルスに感染し、病気が発症した状態の事です。免疫力を持つ細胞を破壊し、様々な病気にかかりやすくなるのがエイズの状態です。
エイズはHIVウイルスに感染したらすぐに発症するのではなく、何年かは無症状で過ごします。その後、風邪に似た症状や脂漏性皮膚炎などを発症します。それから多くの感染症を引き起こすと段階を踏んでいくのがエイズです。
脂漏性皮膚炎だからといってエイズと決めつける訳ではなく、多くの脂漏性皮膚炎はただ炎症を起こすだけです。しかし、脂漏性皮膚炎と微熱など風邪に似た症状が続くなど、脂漏性皮膚炎にプラスして何か症状が出続けるとエイズの可能性があります。
もし長引く脂漏性皮膚炎でエイズかもと疑うようなら、病院で検査ができます。しかし、エイズの検査に行くのが恥ずかしいならば全国の保健所で無料かつ匿名で検査が受けれます。さらに夜間や休日の検査をしてくれる自治体もあるため、疑わしきは検査をしてみましょう。
そして、エイズになったとしても抗ウイルス薬などで治療はできます。完璧にHIVを体から追い出す事はできませんが、新薬の開発で寿命を延ばし、エイズじゃない人と同じぐらい長生きできるようになりました。だから、エイズだからと言って寿命を諦めなくて良いのです。