脂漏性皮膚炎は、皮膚に皮脂が過剰に分泌され、炎症を起こします。皮脂は体中から出ていますが、多く分泌される体の部位はあり、顔はそのうちの1つです。
顔の中でも皮脂の分泌が多い場所は、髪の生え際や眉毛などの毛がある部分、鼻の両サイド、耳の中や後ろ、アゴ、目下などです。これらの場所は脂漏性皮膚炎になりやすい場所と言えます。あぶらとり紙を使った事がある人ならば想像しやすいかと思いますが、あぶらとり紙を当てると多く皮脂が取れる場所なのです。
そして、脂漏性皮膚炎になると赤み、ブツブツ、かゆみなどが起こります。かゆいから掻いたり、気になって触ると炎症を起こした皮膚は弱いため、かさぶたになる場合もあります。また、鼻の両サイドや耳裏には白い脂肪の固まりやコメドができる事もあります。
赤みは部分的に出る事もありますが、広がって症状が出る場合もあります。顔の半分ぐらいが赤くなり、全体的にブツブツができていたり、赤みの濃い場所と薄い場所が出てきたりなどです。
アレルギーやニキビに近い症状であり、そちらの方が名前が有名なので脂漏性皮膚炎と気付かない場合もあります。しかし、ニキビと違ってなかなか治りませんし、アレルギーのように全身にくまなくブツブツや赤みが出る訳でもありません。
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