脂漏性皮膚炎は、頭皮や顔など皮脂の分泌が多いところにできやすい病気です。
皮脂を餌にマラセチア菌という真菌が増え、皮脂を分解したときに生じる「脂肪酸」が肌に刺激を与えてしまうことで起こります。
マラセチア菌は常在菌ですから、脂漏性皮膚炎は誰でもなる可能性があるもの。
もしも、急に脂漏性皮膚炎とみられる症状が出てしまったときはどうすればいいのでしょうか。
脂漏性皮膚炎の主な症状としては、
・赤みを帯びた湿疹
・かさぶたやフケ
・ポロポロと皮がむける
・かゆみ
などがあります。
髪の毛を洗ってもフケが出るときはとても気になりますが、ゴシゴシと洗ってはいけません。
かさぶたや皮むけも同様で、急に発見すると焦りますがむりやり剥がすのはNG。
刺激を与えるとほぼ確実に悪化しますので、むやみやたらと触るのはやめましょう。
急に強いかゆみが出たときは、患部を冷やすとかゆみを和らげることができます。
場合によっては、応急処置として市販のステロイド入り軟膏を使うのも1つの方法でしょうね。
辛いものや刺激物を食べると急に脂漏性皮膚炎の症状が出ることもあるので、食生活にも気を付ける必要があるといえます。
マラセチア菌が常在菌である以上、脂漏性皮膚炎は急になることもある、ということを覚えておきましょう。
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